寺宝
一茎三蓮

一茎三蓮と称する稀宝は、聖人の御詠の通り、正に五八六年目に相当する文化十四年六月二十八日、境内の鏡ヶ池に咲いた稀花で、時の住持賢誉喚道和尚はこの前代未聞の奇瑞に、弥陀の本願末世に盛んなる霊瑞なると感涙し、今こそ聖人の御言葉の通り、真向如来尊像御開扉の時と百日の祈念をし、仏敕を仰いで翌文政元年四月五、六、七日の三日間近郷の人を集め開帳し、以来毎年春法要を勤修し、遠近の老若男女の参詣多く、其の拝観者は門前市をなしたと云うことである。

親鸞聖人が「五百八十すぎて六つ歳は見む」と詠んだとおり、五百八十六年目の文政十四年境内の鏡ヶ池に咲いた一茎三蓮の稀花。

ガラスケース及び台座は、江戸時代に職人によって作られたもので、大変貴重なもの。



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